聞こえても難聴なんです

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zoom RSS 支援は数字の遊び?

<<   作成日時 : 2014/08/01 20:43   >>

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相方が障害者手帳の認定を受けたことは以前に書きましたが
そうじゃなくても、最初に購入した補聴器が、購入後5年と言う目安に近づいていることと、調整の余力がなくなっているという理由で、補聴器の買い替えを検討していました。

当然のことですが、補装具としての支援は受けられると考えていました。
ところが、いろいろな事情により、結局は補聴器は自費購入せざるを得ないことになりそうです。

【理由その1】福祉対応機器を利用しにくい
相方の場合は、感音性難聴で、語音明瞭度の低下による障害認定です。
つまり、言葉の聞き取りができないというのが障害の内容です。
言葉の聞き取りを上げるには、落ちている音域の音を増幅させることも大事ですが
左右でバランスの取れた音が聞こえることも大事だろうと思っています。
プールなどの後で、片耳に水が入った状態を想像してください
アンバランスな聞こえ方は、たとえ、音が聞こえても、理解するのが難しくなります。
しかし、大人になってからの障害認定では、危険な職に従事でもしていない限り、補聴器は1つしか支援対象になりません。
そして、福祉対応機器は、支援を受けての購入しかできません。
支援を受けられないもう一つの機器を、できるだけ近い性能の機器にしようとすると、相方のデシベル数には過剰なパワータイプの補聴器を選ぶことになり、更に、それは結構高価な割に、相方の難聴には効果が少ない機器になります
結果、自己負担額が「誤差」と言うには大きいけれども、「5年使うと思えば…」と割り切れる金額差であったこともあり、福祉対応機器はあきらめて、相方の使い心地の一番いい機器を、許される予算の範囲内で。
という検討をして、購入機器を決めました。
この時点で、支援額は、購入額の数割程度にしかならない額となります。

【理由その2】機器の進歩に追いついていない法律
相方が一番耳になじむと選んだ機種は、福祉対応機器よりもパワーが弱く、相方の聴力にあった機器です。
そして、今後5年間で聴力が落ちても、おそらくは調整によって、良い聞こえを保てるであろうというのが、販売店の専門資格を持つスタッフのお話でした。
ところが、この機器では「高度難聴」としての補助が受けられないという連絡を受けました。
理由は「最大出力数が140デシベルを超えるものは『重度難聴用』であるため、補助対象にできない」というものです。
この法令について、詳しく聞いてみると、アナログ補聴器の時代の名残として放置されている法文らしいです。
つまり、ただ音を大きくするだけのアナログ補聴器で、間違って、大きな出力で設定してしまうと耳を痛めるから、高度難聴は140デシベル未満。という決まり事を作った模様です。
ちなみに、高度難聴であろうが、重度難聴であろうが補助される金額に差異はありません。
そして、福祉法対応機器とされている補聴器は、相方の耳には強すぎると言われた「パワータイプ」と呼ばれる機器にもかかわらず、最大出力数はわざわざ139デシベルに抑えているのだそうです。

アナログ補聴器がモノラルスピーカーだとすれば、デジタル補聴器は多チャンネルアンプと何本ものマイクを組み合わせた音響機器と言えるくらいの違いがあるのに、法令は放置されたままです。

自治体によっては、福祉法対応機器を買わない場合は、何を買おうとしているかまでは追及していないところもあるそうですが、我が家のある自治体では、140デシベルの規定を厳格に守っているという話です。
その140という数字を守ることに、医学的な意味はあるのか?法文以外の意味はあるのか?
という問い合わせもしてみましたが、一切無視して、助成の請求は却下されました。

世間の話題ではありませんが、憲法でさえも、解釈を変えて行かなければならないと言っている人たちがいる中で、意味のない数字をかたくなに守ることって、いったい何の意味があるのかさっぱりわかりません。

ただ、福祉担当者が数字と遊んでいるだけとしか思えません。
不服申し立てもできるという話もあるのですが、さんざん交渉して認められないものが、不服申し立てで通るとも思えません。
理詰めの質問を投げかけても「ここに書いてあるからダメ」の一点張りで答えられては、時間の浪費にしかなりません。

当事者(厳密には家族ですが)として、いろんな局面に対峙して、改めておかしな制度だと感じています。

そもそも、障害認定がなぜ「最高語音明瞭度」で判断されるのか?
より、聞こえない人を救うのであれば、せめて中央値や平均値、最もふさわしいのは、一つでも基準を下回っていることを条件とすることだと思います。

補装具の支援についても、両耳で使わなければ意味のない支援に等しいのに、片方だけの支給という矛盾
目が悪い人に片目だけのメガネを作りますか?
一輪の車椅子を作りますか?
障害が軽いからと言って、杖の長さを短くしますか?
聴覚障害の支援で、補聴器が一つと言うのは、こういったことを平気で言っているのと同じことだと思います。

本当は、どうすればいい、どう変えたい。
と言う話を、どこかに持ちかけて行くことで結びとしたいところですが、気持ちにそこまでの余裕がありません。

誰かがやってくれるなんて思っていません。
時間をかけてでも、この声を伝える先は見つける努力を続けるつもりです。


【聞こえても難聴なんです】の記事が増えたためINDEXページを作りました。
(NAVERに投稿したまとめ記事へのリンクも掲載しています)

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「聞こえても難聴なんですINDEX」
http://kilis.at.webry.info/201403/article_1.html

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