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zoom RSS 佐村河内守氏への「聞こえるじゃないか」バッシングについて

<<   作成日時 : 2014/03/09 12:10   >>

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佐村河内守氏が、中途難聴で感音性難聴。
これは、ウチの相方と全く同じケースです。
この場合、多くは原因不明であり、聴力回復の手段も全く確立していないというのが、現在の医療の状況です。
昨日、聴力検査を受けた相方も、他の病院で言われたのと同じように「聴力が回復することはない」と言われています。
と言う事は、彼が障害者手帳を取得した時は、検査で聞こえる音を聞こえないと申告していたのであり、その点は擁護する気は全くありません。

とは言っても、感音性難聴の「言葉の聞き取り」は、デシベル数だけではわかりません。
感音性難聴の言葉の聞き取り能力を見極める手段として、「語音明瞭度検査」と言うものがあります。
語音明瞭度検査は、単音をヘッドフォンで聞いて、その音をひらがなで伝えるという検査方法で、言葉の聞き取りの能力を確認するものです。
それも、1パターンではなく、音量、騒音状況を数パターン用意して、各パターンで0〜100%までの判定を行うものです。
全て聞き取れる人は100%、最良語音明瞭度とは、各パターンの検査のうち、最も成績の良かったものを示します。
この最良語音明瞭度が両耳ともに50%以下であれば、聴覚障害4級に該当します。

この「最良」というところが、感音性難聴での手帳取得のハードルを更に上げているところだと思います。
先日、初めて、ウチの相方の検査結果を詳しく見せてもらいましたが、大多数のパターンでは50%を下回っており、一部は30%程度のパターンもありました。
それでも、基準は「一番聞こえたもの」であり、それは55%を示していました。
この場合、障害者手帳を取得している人と、聞き取りの能力がほぼ変わりないであろうことは、想像に難くありませんが、それでも、身体障害者手帳の取得はできません。

彼の場合どうであったのかと言うと、語音明瞭度の検査結果をスポニチだけが報道しています。
それによると、最良語音明瞭度は右が71%、左29%と記されていたとあります。
左耳に関しては、障害者手帳の基準を大きく下回るけれども、右耳が71%なので、この基準でも手帳に該当しない。ということになります。

公表されたのは「最良語音明瞭度」だけです。
他の数値が公表されていないので、右耳の語音明瞭度がすべて「最良」のものに近かったとしても、これだけ左右の聞き取り能力に差があると、右耳は能力を十分に発揮できないでしょう。
そうすると、一対一での静かな場所での会話であれば、なんとか補聴器を使えば成立するでしょうが、大勢のいる場所での会話は難しいというのが、客観的な評価です。

それに対して、マスコミの報道姿勢がどうであったかと言えば、「聞こえる」一辺倒であったことは、既にご存知かと思います。

この記事のまとめとして言えることは次の3点です。
・感音性難聴の生活の不自由さ加減はデシベル数だけではわからない。
・それを補うための「語音明瞭度検査」で、「言葉の聞き取り能力」を調べる方法がある。
・身体障害者手帳の基準は、検査結果のうち「最良」のものであり、他の数値がいくら低くても該当しない。




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