聞こえても難聴なんです

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zoom RSS 障害の可視化の難しさ

<<   作成日時 : 2013/07/08 21:27   >>

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久しぶりに、障害者総合支援法のお話です。

障害の程度をあらわす基準を、今の「等級」から「障害支援区分」に見直すにあたっての意見公募が、厚生労働省のホームページで行われています。

「障害支援区分への見直し(案)について〈ご意見募集〉」
http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p20130701-01.html



内容を深く読み込めているわけではないですし、すべての障害について語れるほどの知識も持っていないので、
「聴覚障害」に論点を絞って、私の個人的な意見を少し書かせていただきます。

この見直しが目指しているものは、「障害の可視化」であり、「同じ基準ですべての障害を担保する」ことであろうと思います。
しかし、この判定項目を見る限り、「見える障害」の基準の統一にはある程度注力しているように思えますが、見えない障害は、ますます見えなくなっているように思えてなりません。

そして、制度の谷間をなくす。という趣旨に対しても、見えない障害においては、谷間が広がっているとしか思えません。

こと「聴覚障害」について言えば、「日常生活で困るか?」と言えばもちろん困ります。
でも、「一人で暮らせないか?」と言われたら、「一人でも暮らせます」という答えになります。
ここにある調査項目で、聴覚障害者の障害程度区分を決められたのであれば、谷間を救うどころか、今の時点で、認められている障害まで、「障害とは認められない」と言われてしまいそうに感じます。

すべての障害を同じものさしで測る。
耳ざわりのいい言葉ではありますが、とてつもなく難しいことだと思います。
そして、その耳ざわりのいい言葉を崩せないがために、見える障害だけを可視化したものが、今の案なんだろうと思ってしまいます。

「一人で暮らせる」の中には、家事ができる、身支度ができる、食事ができる。
と言うことだけでなく、「一人で暮らすための生活費を得られる」ことも含まれていなくてはいけないと思うのですが、そういった観点は全く抜け落ちていると思います。

障害者総合支援法で決めた基準を、各種の障害者支援の法令で等しく適用していくこと
適用に当たって、その程度を統一すること。
それが、あれこれ悩まずに済む障害者支援制度だと思います。

しかし、この基準ですべての障害者法令が適用されてしまったら、聴覚障害など、ちょっとした法律の支援で、十分働くことのできる障害であっても、生活保護などのセーフティネットに頼らざるを得なくなるように思います。

統一基準というからには、少なくとも、もっといろいろな障害を想定した判定項目が必要だと思います。

意見募集の締め切りは7月31日(水)です。
じっくりと考えて、意見をまとめたいと思います。



【聞こえても難聴なんです】の記事が増えたためINDEXページを作りました。
(NAVERに投稿したまとめ記事へのリンクも掲載しています)

他の記事はINDEXページから参照してください。
「聞こえても難聴なんですINDEX」
http://kilis.at.webry.info/201403/article_1.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして!感音性難聴持ちの2児の母です。
左は失聴に近い100dB 右が90前後です。
ツイッターから遊びにきました。
ツイッターで知る前から何度読みにきていました。
家族へのカミングアウトの記事もすごく記憶に残っています。私はまだ主人の家族に全部全部カミングアウト出来ずにいます。難聴だということは結婚する前から伝えているんですが、難しいですよね!
何よりも奥様想いの記事の数々がとても羨ましいです。
私の主人は耳の事に関してこんなに調べてくれたり、私がどういう時に困るか気をつけてくれたりは気を配ってくれることがそんなにありません。たった1人でも自分のハンデを100%は無理でも寄り添ってくれると嬉しいですし、奥さんの立場の私から見たら本当に嬉しいと思います!!
また遊びにきます!!
とろろママ
URL
2013/07/29 23:54
>とろろママさん
ようこそお越しくださいました。
自分たちのことについては、社会派を気取る気もないので、自然体で、できるだけ居心地のいい場所を作っていければいいのかなと思っています。
一時期に比べて、ちょっと更新頻度は落ちていますが、話題になってもいいのに埋もれそうなニュースなんかを見つけたら、バシバシ紹介していければいいかなって思っています。
また遊びに来てくださいね。
Wata
2013/07/31 22:18

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