聞こえても難聴なんです

アクセスカウンタ

zoom RSS 障害者の仕事〜信濃毎日新聞より〜

<<   作成日時 : 2013/05/23 21:45   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

信濃毎日新聞の5/22夕刊記事に、聴覚障害者の働くカフェ「サインウィズミー」を紹介する記事がありました。
ローカル新聞の夕刊記事ということで、Webには出ていないようですので、本当はいけないこととは知りつつ、この記事の最後に転載いたします。

この記事を読んで感じたこと。
もちろん、障害者が働いている姿を取り上げることは歓迎しますし、店の存在を知ることで、第二、第三のサインウィズミーができて、更にそういった店の経営が成り立っていくきっかけになれば、すばらしいことだと思います。

そう思う一方で、マスコミに取り上げられる「障害者の仕事」というのが、記事になりやすい特異な例になりがちなんだろうな。とも思いました。
普通に電車で通勤し、一般の会社で働く障害者が取り上げられるのは、その人に身体的に見える障害があるときばかりであり、見えない障害の持ち主がオフィスで他の人と一緒に机を並べて働いている様子を紹介する例は見たことがありません。

「サインウィズミー」では、障害を「特徴」として一般のカフェとの差別化をあえて行っている例ですが、これがとても特殊な例であることは想像に難くないと思います。
その一方で、障害が見える、見えないに関わらず、持つ障害をあまり気にしなくてもよい仕事も、本当は一般の会社の中にもあふれているはずなのに、障害者雇用の実態が「笛吹けど踊らず」、「総論賛成。だけど我社では・・・」という状態が続いているのが現実だと認識しています。

実は、ウチの相方が先日から働き始めました。
何度も書いているとおり、中度の感音性難聴で、障害者手帳もなく、障害者総合支援法の「難病」支援でも、実質的に何にも使える支援はなかった。
という状況ですから、普通に求人情報を見て、普通に応募し、やっと仕事先が決まりました。
仕事はコールセンターのバックオフィスの事務処理です。
コールセンターである以上、電話を受けるのは専門の人がおり、受けた電話の後処理を行うため、電話を受ける必要のない仕事です。
そういう仕事場なので、今のところ、ほぼハンデなく働けているようです。
ただ、仕事に就くことができれば、ハンデがないことを示せるけれども、仕事に就くまでに「難聴」というキーワードは出せませんでした。採用段階でカミングアウトするのは、マイナス要素ばかりでプラス要素があるとは感じられないのが現状だという認識はたぶん間違ってはいないと思います。

願わくば、普通の職場で普通に働く障害者こそ取り上げて、紹介すべき人であり、「そういう人がいるならば、ウチの会社でも」と思わせるような記事が今後出てほしいなと思います。

最初に書いたとおり、本来ルール違反ではありますが、信濃毎日新聞の記事を転載いたします。

===以下転載===
働く障害者にやりがいを 手話や筆談でカフェ 自立し能動的…広がる可能性 「戦力に」企業注目

2013/05/22 信濃毎日新聞夕刊 4 ページ 1157 文字

 
障害者が接客に関わって自立的に働いたり、仕事の能力を高めたりできる場が広がっている。聴覚に障害があるスタッフが手話や筆談でもてなすカフェや、知的障害者が軽食を販売して就労経験を積むキッチンカーなどさまざま。単調な作業ではなく、障害者がやりがいを持って働ける環境を整える狙いがある。
   ◇
 東京都文京区本郷のビル2階。スープが人気の「ソーシャルカフェ サインウィズミー」は、手話と筆談を「公用語」とするカフェだ。経営者の柳匡裕さん(40)とスタッフ6人は全員、聴覚に障害があり、お客は手話や筆談のほかメニューを指さしてやりとりする。
 壁には筆談に使えるホワイトボードが張られ、クラシック音楽が流れる店内で話し声は時折聞こえる程度で、落ち着いた雰囲気だ。中には手話で話しかけられて驚き、注文せずに帰ってしまうお客もいるが、次第にリピーターが増えた。1日平均で約60人の来店客の中には外国人も多い。
 自動車メーカー研究所や障害者の就労支援会社での勤務経験から、障害者が継続して仕事することの難しさを痛感した柳さんが「聴覚障害者も自立して能動的に働ける場をつくりたい」と2011年末に開店した。
 スタッフは「ここではコミュニケーションが難なく取れ、やりがいを感じる」(店長代理の岡本記代子さん)と満足そう。柳さんも「環境が整えば、聴覚に障害があってもおもてなしができることを示したい」と接客力の向上に余念がない。
 東京都渋谷区の公園「みやした こうえん」。チキンサンドやコーヒーの香りが漂うキッチンカー「シブヤパークカフェ」では、区内の福祉作業所に通う知的障害者約10人がシフトを組み、接客や清掃、付き添いの職員の調理補助をこなす。
 飲食店を営む入江洋仁さん(42)が「人から感謝されやりがいを感じる障害者向けの就労機会をつくりたい」と今年1月に区と協力して始めた。「ここで培った力と経験を自信につなげ、本格的な就労への可能性を広げてほしい」と期待する。
 スタッフは「お客からありがとうと言われるとうれしい」(本田しのぶさん)、「掃除も、人が行き交うのを見ているのも好き」(大鐘那欧也さん)と充実した様子だ。
 厚生労働省によると、民間企業で働く障害者は年々増え、12年は38万人強。従来は仕分けといった単純な作業が多かったが、障害者の就労支援会社ウイングルによると、最近は経理やパソコン関連、介護など専門知識・技術が必要な職種に就く人も増えている。
 企業に義務付ける障害者の法定雇用率が4月に1・8%から2・0%に引き上げられ、「戦力として障害者を雇いたいという企業の相談も多くなっている」(ウイングル広報の三谷郁夫(ふみお)さん)。接客サービスを含め、働きがいを求める障害者に応える機会は着実に広がりつつあるようだ。ー

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
障害者の仕事〜信濃毎日新聞より〜 聞こえても難聴なんです/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる