聞こえても難聴なんです

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zoom RSS 軽度・中度の感音性難聴者に周囲が慣れる事の罪

<<   作成日時 : 2012/12/12 20:38   >>

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自分自身の反省も込めて書いてみたいと思います。
感音性難聴者への話し方の基本は、「ゆっくり、はっきり、相手の顔を見て」であり、あとは声の質による聞き取りにくさをできるだけカバーして上げられるように「低めの(あるいは高めの)声で話す」と言うことは、何度となく書いたかと思います。

そして、初めて会った人や、それほど関係の深くない人に、そのことを伝えても、最初だけは、「ゆっくり、はっきり、顔を見て」話してくれても、だんだんと、普段どおりの話し方に戻ってしまって困る。と言う話も何度も書いたかと思います。

それでもやっちゃうんですよね。
一緒に暮らしている相方が難聴だって言うのは、もう何年も前から理解しているにも関わらず、たまたま、自分の声と相方の耳の相性がいいため、普段の会話であまり意識していませんでした。

だからついやっちゃうんです。
遠くから話しかけたり、後ろから話しかけたり・・・
しかも、なんて事のない、限りなく独り言に近いような話題を・・・

相方は「音がしたから」、「口が動いているから」振り返って聞こうとしてくれるので、もう一度話すことになりますが、たいていは、「今話す必要のない話」なんです。

人にさんざん「ゆっくり、はっきり、相手の顔を見て」とか書いておきながら、このざまです。
顔を見て、近くで話していると、ほとんど何の違和感も感じなく会話ができる分、油断してしまうんですよね。
だから、今まで書いてきたことと矛盾しているようですが、「話せる」とわかった途端に、普段の口調に戻ってしまう人の気持ちも、少しわかるような気がします。

「一度聞き返すことくらい、何てことないじゃないか?」
って思うかもしれませんが、日常生活で、それを頻繁にやらなきゃならない方の身になると、やっぱり結構しんどいんだろうな。

とも思ったり・・・

自戒を込めて今回の記事の結論を書きます。
感音性難聴の人と会話するときは、初めて話す人との間では、「この人は耳が悪いからゆっくり、はっきり話さなきゃならないんだ」と一言話すたびに思い返さなきゃならないし、友人・家族など、普段会話している相手が難聴で、会話に慣れているとしても、「遠くから話したりしていないか、後ろから話していないか、聞き返されたりしていないか」と言うことを時々は思い返す必要があるんだなと言う事です。

聞こえて、話せると、ついつい、いつものペースに戻ってしまいがちなだけに、意識付けが難しいんだな。と言うことを改めて感じたところです。

難聴者の方にしてみれば、「一度言った人には、また言いにくい」と思うかもしれませんが、「慣れ」による揺り戻しは、ある程度避けられないと思うと、「言いにくい」なんて思わずに、何度でも「ゆっくり、はっきり、顔を見て話してほしい」って伝えていいんじゃないかと思います。
言われた相手も、ちゃんと意識づいている人であれば、「あ、そうだったね。うっかりしていたよ」とは思っても、「この人しつこい」なんて思ったりしませんよ。

更に言えば、初対面の人に「難聴なので、ゆっくり、はっきり、顔を見て話してほしい」と言っても、一度では伝わらないと思って、話の途中であろうが何だろうが、繰り返し伝えなければ、その人との会話を成立させることは難しいのかもしれません。
やっぱりここでも、「一度言ったら言いにくい」なんて思わず、何度でも「ゆっくり、はっきり」と伝えなければならないのではないでしょうか。たぶんその方が、「何度も聞き返して結局伝わらない状態」より、お互いが幸せな気がします。

はっきり言います。そうやって何度も「ゆっくり、はっきり」を言ってイライラするような相手であれば、たぶん何度言っても話し方が変わる事はありません。
仕事上、どうしても絡まなければならない相手だったりしたら、周囲の協力を得て、じっくり攻めていくしかないでしょう。
友人、知人で、何度言っても話し方を変えない人は、少しずつ離れざるをえないということもあるかもしれないですね。「話し方ひとつで」と思うかもしれませんが、その「話し方」で相手を思って話しているのか、自分本位で話しているのかがはっきりするんじゃないかと思います。



【聞こえても難聴なんです】の記事が増えたためINDEXページを作りました。
(NAVERに投稿したまとめ記事へのリンクも掲載しています)

他の記事はINDEXページから参照してください。
「聞こえても難聴なんですINDEX」
http://kilis.at.webry.info/201403/article_1.html




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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。いつも拝見しています。
私は難聴歴が短いので聞き返すことにまだ抵抗はありません。ただ「今話さなくてもいい話」を何気なく話し掛けられて、それが聞き取れず聞き返した時に「なんでもない」とか「独り言」とか言われて話を打ち切られてしまうとかなり凹んで悲しい気分になります。この経験が積み重なると聞き返すことが恐怖になるかもしれないとちょっぴり危惧しています。
健聴者がゆっくりハッキリをつい忘れてしまうのは仕方ないと思いますが、聞き返しに真摯に応じていただきたいと思っています。
花梨
2012/12/13 02:49
奥様は幸せですね〜
聴こえに対してこんなに理解あるご主人はめったにいません。
私はやはり主人の声と相性が良かったので、声に恋した感じで一緒になりました。
でも、感音性の難聴で徐々に聴力が落ちてきたので次第に主人の声も聞き取りにくくなり聞き返しがおおくなってしまいました。
最初は聞き返しにたいして繰り返し話してくれてましたが、次第に「もういい!」と突き放されるようになり辛かったですよ。
連れ合いでさえこんなのですから、他人は・・・思い出すのも辛い現実があります。
「仏の顔も三度まで」通り聞き返しも三度が限度かな?
あなたのような方ばかりなら聴こえなくとも住みよい日本なんだけどね。
聞き返すことが怖い・億劫な毎日です。
ブログで訴えてくださるのはありがたい!ほんとうにありがたい。
でも、もっと多くの方の目につく新聞などに投稿してほしいな。
みみばーちゃん
2012/12/13 10:01
>花梨さん
聞き返して「何でもない」って返事
健聴者が聞き損って聞き返した時でも、イヤな返事ですね。
家族だったりしたら「何でもない」が本当に「何でもない事」だってわかると思うのですが、友人関係だと、繰り返されると凹みますね。
ただ、たまに聞き損ったのが「くだらないギャグ」で、もう一度言うのが恥ずかしいっていう理由の時もあります。
それでもめげずに、聞き返しちゃいましょうよ。
相方によると、聞き返し方にもコツが必要かなーって言ってました。
「耳が悪いからゆっくりはっきりもう一度言ってください」と言うように、聞こえない理由も含めて聞き返すのが、お互いのためなのかもしれませんね

>みみばーちゃんさん
お褒め頂いてありがとうございます。
でも、実際は、相方が聞こえないことも含めて「楽しむ」気持ちを持ってくれていることが大きいんですよ。
聞こえなかったら、バタバタバタと近づいてきてみたり、聞き間違えたら、正しい言葉と似ていたかどうかで「セーフorアウト」のセルフジャッジをしてみたり
花梨さんへのコメントにも書きましたが、聞き返し方にもコツが必要かもしれませんね。
先ほどの聞き方だと、店の店員さんは「すみません」の一言を添えて、ゆっくり、はっきり話してくれたそうです。

興味のない人には見てもらえないのがブログの弱点ですが、何とか理解が広まるための努力はしたいと思います。
Wata
2012/12/14 20:55
私の彼氏が難聴なんです。
私も気を付けているんですが…
たまに後ろから話し掛けちゃうんですよね…。
(くだらない話とか…。)
改めて気を付けようと思います!
わたる
2017/02/19 19:47
そうなんですよね。
どうでもいい話を遠くから話しかけてしまって、
『しまった』と思って「後で話す」ってその場から言っても
その「後で話す」の言葉も聞き取れないという
二重に『しまった』な出来事もしょっちゅうだったりします(^^;)
Wata
2017/02/26 18:25

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